目次
所有する賃貸物件の空室対策として、リフォームが必要かお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、空室対策としておこなうリフォームの必要性や優先順位の高さをご紹介します。
実際にリフォームをおこなう方法や施工内容ごとの費用相場もお伝えしますので、空室対策を担当する方はぜひ参考にしてみてください。
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空室対策にリフォームは必要?知っておくべき入居者のニーズ
築年数が経過すると、空室対策にリフォームが必要だと考えてしまいがちです。
しかし、入居者のニーズを汲んだ変更でなければ、費用をかけても想定した効果はありません。
入居者の求める物件を把握して、有効な対策から実施しましょう。
リフォームをおこなう前にすべき空室対策とは?
入居率をアップするためには、リフォームが手っ取り早い方法ですが、入居を検討する方が物件探しの条件にするのは立地です。
駅や学校までの距離、スーパーマーケットやコンビニエンスストアが近くにある点を重視します。
立地は、物件の条件では優先順位が高いですが、建築後に変更できません。
そこで、必要な空室対策からおこなってリフォームを後回しにすると、少ない負担ですぐに取り掛かれます。
入居者目線の空室対策を具体的にご紹介
手始めに、物件の魅力がアピールできているか、入居募集の内容を見直しましょう。
女性向けの物件は、夜間でも安心して暮らせる治安の良さやセキュリティ対策がしっかりできている点を強調します。
一人暮らしの男性向けは、コンビニエンスストアや飲食店が近いなど、利便性の高さがアピールポイントです。
ファミリー向けでは、学校や公園、医療機関など子育て世帯が利用する施設に近い、品ぞろえ豊富なスーパーマーケットへの距離も重要になります。
学生向けは、本人だけでなく、親御さんが確認するのもポイントです。
初めての一人暮らしに送り出す親の気持ちを察し、設備内容や契約に関する解説情報を記載するなど心掛けましょう。
入居募集は鮮度も大切?
インターネットに掲載した募集内容が間違っていないか、定期的に更新できているかも再確認します。
更新の頻度が少ない物件は、人気がないと思う方も多くいるからです。
物件の画像は、外観や居室はもちろん、キッチンやトイレ、お風呂などすべてを掲載しているかなど、物件を検索する人の立場になって確認しましょう。
とくに、学生やファミリー向けの物件は、女性スタッフが確認作業に参加すると効果があります。
スタッフの家族や友人など複数人に依頼すると、女性が物件を選ぶときのポイントがわかる点がメリットです。
リフォームは、入居者募集の見直しによる効果を見極めてからでも手遅れにはなりません。
空室対策に効果を発揮!コストパフォーマンスの良いリフォーム方法とは?
入居募集の記載内容を充実させてからリフォームをおこなうと、設備などに不満を抱えていた入居希望者の取り込みに有効です。
費用がかかる大規模工事より、入居者のニーズを取り込んだ小規模な工事をおこなうなど、コストパフォーマンスの良い方法にします。
空室対策に設備をリフォームする方法
真っ先に導入すべき設備は、無料のインターネットサービスです。
今や、インターネットなしの生活は想定できない方も多く、通信利用料が安くなる設備は、住まいの必須条件になりつつあります。
次に導入したいのが、費用を考慮すると宅配ボックスの設置です。
女性向け物件には玄関のオートロック、ファミリー向けは風呂の追い焚き機能も後回しにできません。
宅配ボックスは、幅広い年齢層に人気の設備であり、インターネットの無料利用とセットでアピールできます。
オートロックは安全な住まいとして選ぶ方も多く、女性向け以外にファミリー層にも人気です。
風呂の追い焚き機能は、光熱費を節約したうえでゆったりくつろげるイメージ作りに役立ちます。
間取りをかえてイメージ一新
間取りの変更は、ダイニングキッチン(DK)をリビングダイニングキッチン(LDK)にする工事がおすすめです。
2DKは1LDK、3DKは2LDKになりますが、部屋数よりも広い空間が人気になっている点を考慮します。
キッチンの壁を取り去る方法が一般的ですが、強度不足にならないよう、専門家に相談してから実施しましょう。
物件内のすべてに対応すると経営面に不安があるときは、一部の部屋を変更する方法も使えます。
同じ建物内はすべて同じ間取りにするより、日当たりが良くないなど人気のない居室だけ変更するなど空室対策になるようにしましょう。
内装は修繕を兼ねたリフォーム!
築年数が経過すると、水回りの修繕が必要です。
トイレは和式から洋式に変更する、すでに洋式トイレを導入している物件は温水洗浄便座にするなど、少ない予算で手軽にできる方法を選択します。
また、和室の畳を取りやめフローリングにすると、アレルギー反応を起こす原因のダニ対策にもなり、ファミリー層の取り込みに有効です。
今まで後回しにしてきた壁紙の変更をおこなうなど、工事メニューをリストアップして、できるものから取り掛かりましょう。
空室対策にリフォームをおこなうときの費用相場をご紹介
リフォームによる空室対策は、事前に費用相場を把握してから計画を立案します。
優先順位の高い工事を早期におこない、資産価値の向上や経営戦略の再構築に役立てましょう。
入居率を向上させる工事の費用相場は?
入居希望者に人気の無料インターネットサービスの工事費や、戸数あたりの金額から総額を計算する方法です。
導入にかかる工事費は、導入後に一定期間利用するセット契約は無料のケースも多いことから、工事費単体よりも契約全体を確認します。
毎月の利用料は1~2万円程度ですが、戸数によって異なるため確認が必要です。
玄関ドアのオートロックや宅配ボックスの導入は、賃貸物件専用の業者が展開しているサービスを利用します。
戸数に応じたメニューから選びますが、個別に依頼するより、まとめて1社に任せて割引サービスを受ける方法も検討しましょう。
その際、モニター付きインターホンなど、想定していなかった設備もセットになっている場合もあります。
オートロックと併用してセキュリティを強化するなど、予算の範囲内で計画を見直すなど柔軟な対応が必要です。
間取りの費用相場は部屋単位
2DKを1LDK、3DKを2LDKなど、壁を取り去る間取りの変更は、部屋単位で計算する方法です。
相場は、33㎡の居室で80~160万円になります。
建物の構造によって工事費が異なるため、事前の見積もりを参考にした予算化がポイントです。
また、間取り変更にともなうキッチン周りの整備では、システムキッチンを導入するには50~100万円かかります。
水回りの一環として和式トイレを洋式に変更する際は、10~40万円が相場です。
定期的なメンテナンス工事を空室対策に活用
外壁の塗装や修繕工事は、雨漏りや建物の資産価値を保持するために欠かせません。
経営計画に盛り込むことも多く、積立金で賄えるケースです。
リフォームとしては大掛かりで、建物全体で150~300万円以上が目安になります。
しかし、物件の規模によって違いが大きく、昨今の原材料価格の高騰や人手不足の影響により、費用相場は上昇傾向です。
見た目の印象が良くなると入居希望者も多い点を踏まえ、空室になっている期間をチャンスととらえたリフォームにしましょう。
まとめ
空室対策としてのリフォームは、入居募集を見直してからおこなうなど優先順位を間違えないようにします。
工事内容は、入居希望者のニーズに応じた設備の更新や住環境の改善にすることが重要です。
費用相場を把握し、セット内容によっては導入する設備を増やすなど、空室対策効果の高いリフォームにしましょう。
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目次
- ▼ 空室対策にリフォームは必要?知っておくべき入居者のニーズ
- ▼ 空室対策に効果を発揮!コストパフォーマンスの良いリフォーム方法とは?
- ▼ 空室対策にリフォームをおこなうときの費用相場をご紹介
- ▼ まとめ
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