単身者向けの賃貸人気設備！人気設備導入でできる空室対策

所有物件の空室で悩んでいる方にとって、どんな対策をすれば良いか決めかねていることでしょう。
競合の賃貸物件より家賃を下げる方法がありますが、家賃収入が下がってしまうので避けたいものです。
広告を出す方法では、多額の出費と費用対効果が得られないリスクを考えると、失敗したくはありません。
そこで本記事では、単身者向けの賃貸物件で人気設備導入でできる空室対策や導入した方が良い設備などをご紹介します。

単身者向けの賃貸人気設備！人気設備導入でできる空室対策

そもそも空室対策は必要なのか、重要性がわからずに危機感を持てないオーナーは少なくありません。
空室が1か月あるだけでも家賃収入が得られず、数年も経つと大きな損失です。
ここでは空室対策の重要性と、有効手段である人気設備を設置して需要を上げる対策方法をご紹介します。

空室対策の重要性

空室対策をしておかないと入居者が埋まらないので、重要性が高いです。
しかし、少子高齢化の影響もあり、現在は需要と供給のバランスが崩れています。
入居者が少ないなら、所有物件と類似した物件のどちらに住もうかを検討している方に対して、目に留まる魅力が必要です。
一般的な空室対策には、家賃を下げたり、広告を出したりなどをおこないますが、デメリットが大きくて困っているオーナーが少なくありません。
家賃を下げると収入が減ってしまい、広告を出すと多額の費用がかかってしまいます。
空室ができてしまうリスクを理解していても、2つの空室対策が消極的であるなら、別の対策をするしかありません。

有効の良い空室対策の方法

空室対策をするなら、人気設備を設置して需要を上げる方法が有効です。
入居者には決め手となるポイントがあって「どんなに良い物件でも、この設備がないなら他を探す」という方は少なくありません。
むしろ、家賃が多少高くても入居を決断したり、広告で見かけたことがなくても条件で絞って検索で見つけたりするなど、効率的な空室対策となります。
家賃を下げる、広告を出すなどの空室対策が消極的なら、ぜひ人気設備の設置を検討してみてください。

単身者向けの賃貸人気設備！この設備がないと部屋が決まらない

毎年、全国賃貸住宅新聞が発表している「この設備がないと部屋が決まらない」ランキングで、どのような設備が人気なのかを単身者向けにご紹介します。
入居者が求めているリアルな調査結果なので、設備の導入をするか考えてみましょう。

1位：室内洗濯機置き場

室内洗濯機置き場は単身者向けで1位を獲得していて、人気が高い設備です。
洗濯機置き場がベランダや廊下など、外にある物件では盗まれる可能性があります。
とくに女性の一人暮らしや治安が悪いエリアになると、防犯対策で外せない条件です。
また、洗濯機を外に置いておくと、雨風の影響で傷んでしまいます。
仮に動かなくなって故障した場合、新しい洗濯機がボロボロになってしまうことを考えてしまい、購入が消極的になってしまうでしょう。
毎年ニュースで台風の様子が報道されるエリアでは、なおさら室内に洗濯機を置いた方が安全です。
さらに、外に洗濯機が置いてある賃貸物件は、昔と比べて見かけなくなりました。
若い単身者にとっては外に洗濯機があること自体が珍しく感じてしまい、敬遠されてしまうでしょう。
今後も長く賃貸を経営していくのであれば、室内洗濯機置き場の設置を検討してみてください。

2位：テレビモニター付きインターホン

テレビモニター付きインターホンとは、訪問してきた相手の顔を確認して応対できるインターホンです。
もしテレビモニター付きインターホンがない物件になると、相手の顔を確認できずに応対するしかありません。
徹底した防犯対策を希望するなら、テレビモニター付きインターホンは欠かせないでしょう。
コロナの影響もあり、怪しい来訪者、ネットショッピングで購入した商品の受け取りなどの機会が多くなりました。
居留守を使わずに応対してしまうと怪しい来訪者を相手にしなければならず、居留守を使ってやり過ごすと商品の受け取りができません。
居留守をうまく使うためにも、テレビモニター付きインターホンの設備がある賃貸物件を選ぶ方が多くなってきています。

3位：インターネット無料

インターネット無料の設備は、単身者向けなら必須条件です。
一部の学生はコロナの影響によって、登校せずに自宅で講義を受けています。
課題の提出もオンラインで完結するので、インターネット無料は欠かせません。
また、社会人ではリモートで作業する機会が多くなり、メールやクラウド型のサービスでやり取りしています。
インターネットが有料になってしまうと、通信費がかかってしまい、入居希望者が敬遠しやすくなります。
まだインターネット無料の設備がない賃貸物件なら、導入を検討してみてください。

単身者向けの賃貸人気設備！周辺相場より高くても決まる

続いては、単身者に人気の設備「この設備があれば家賃が周辺相場より高くても決まる」ランキングで紹介されている設備をご紹介します。
家賃を下げたり広告費を出したりする負担がなくなるので、ぜひ導入してみましょう。

1位：インターネット無料

インターネット無料は「この設備がないと部屋が決まらない」ランキング同様で、上位にランクインしています。
インターネットがないとスマートフォンやパソコン、その他の電子機器が利用できません。
オンラインでおこなうためのアプリやソフトが普及していて、インターネットのコストはなるべくかけたくないことでしょう。
たとえば若い単身者はオンラインでゲームをする機会が多く、Wi-Fiが繋がるかどうかは重要です。
どんなに好条件な物件でも、インターネット無料の設備がなければ他の物件に流れてしまいます。
家賃相場を下げる対策が消極的なら、インターネット無料の設備を導入してみてください。

2位：宅配ボックス

宅配ボックスはインターネット通販を利用する方にとって、必須な人気設備です。
普段は出かけて購入していた生活用品も、今ではインターネット通販を利用する方が多い現状があります。
そのため、宅配ボックスの需要が増えていき、自分の好きなタイミングで受け取るようになりました。
家から出ないでリモートワークをする社会人にとって、嬉しい設備です。

3位：オートロック

オートロックは、女性や土地勘がまだない転勤者に人気です。
不審者の侵入を防げて、住民以外が出入りしにくい有効な防犯対策になります。
とくに治安が悪いエリアでテレビモニター付きインターホンがない物件になると、空き巣の被害に遭ってしまう可能性が高いです。
インターホンすら押せないように、オートロックの設備は必須といえるでしょう。
また、オートロックがないと訪問営業や押し売りの機会が比較的多くなります。
訪問に対して断りにくい方は、はじめからオートロックの物件を選ぶのが最適です。
鍵を紛失してしまうと部屋に入れないので、徹底した管理をして保管してください。
部屋に誰かがいれば問題ないですが、単身者は手続きに時間がかかるでしょう。
不審者が鍵を拾って入居してしまうと、二次被害が及ぶこともあります。
鍵の複製は原則禁止されているため、常に身につけておいてください。

まとめ

賃貸の人気設備があれば、効率の良い空室対策ができます。
「この設備がないと部屋が決まらない」ランキングと「この設備があれば家賃が周辺相場より高くても決まる」ランキングでご紹介されている設備を参考にしてみてください。
1つの設備を導入するだけでも、入居者の需要を満たせます。