不動産の売却理由のひとつに「固定資産税を払いきれない」ということがあります。
しかし、固定資産税を払えず滞納している物件は、滞納分を払わないと売却できないのでは?と思ってしまうかもしれません。
そこで今回は、そもそも固定資産税を滞納したらどうなるのかと、滞納中の不動産を売却するための条件と方法について解説します。
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固定資産税を滞納するとどうなる?
不動産を所有していると必ず支払わなくてはならないのが固定資産税です。
納税額の目安は「売買価格の約70%×1.4%」で、家計に重くのしかかってくるものでもあります。
そのため、固定資産税を払いきれないというケースは決して珍しいことではありません。
固定資産税を滞納するとどうなるのか、流れで説明すると次のとおりです。
まず、固定資産税を滞納すると税務署から督促状が届きます。
それでも支払わないままにすると税務署により家が差し押さえられ、その後、公売にかけられて落札代金が固定資産税の納付に充てられるのです。
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固定資産税を滞納している不動産を売却するための条件は?
売却の条件は、不動産の差し押さえ前と差し押さえ後で異なります。
差し押さえ前であれば「分割払いで固定資産税を払う」「不動産の売却益で滞納分を払うことを税務署に提示する」といった条件で売却が可能です。
差し押さえを受け公売にかけられた場合、売却価格が相場の20~30%ほど安くなってしまうため、売却するのであれば持ち主自身が売却したほうが良いのです。
滞納が長引くと延滞税が加算され、負担が重くなり解消が難しくなるので、分割払いなど早めの対処をおすすめします。
差し押さえ後は、原則的には売却できませんが、税務署に相談して差し押さえを解除してもらうことが可能です。
その場合、売却益を固定資産税の納付に充てるのが解除の条件になります。
また、解除してもらう場合、税務署に解除費用を支払う必要があるので注意が必要です。
もしも解除を受け入れてもらえない場合は弁護士に相談しましょう。
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固定資産税を滞納している不動産をスムーズに売却する方法は?
固定資産税を払うためには売却するしかない、しかしせっかく手に入れた家に住み続けたいという場合でもいくつか方法はあります。
もしも資金に余裕のある親族がいるのであれば、第三者ではなく身内に買ってもらう親族間売買が有効です。
ただし、親族間売買の場合、住宅ローンにとおりにくいなどの問題もあるので、リースバックで買取業者に任意売却するのも良いでしょう。
リースバックは買取業者に売却後、家賃を払いながらその家に住み続けられ、いずれお金に余裕ができたときの買い戻しも可能です。
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