弊社にて任意売却を行っていたセザール五反田が成約になりました。
本物件は、売主様が購入後、サブリース契約をし賃貸中の案件（オーナーチェンジ売買）となります。
サブリース契約をした不動産業者が悪徳不動産業者で、実際に入居者から賃料をもらっているにもかかわらず、オーナーである所有者には賃料が支払われない、という状態でした。
オーナーは、賃料を住宅ローンの返済に充てていたのに、サブリース会社から賃料が支払われなくなってから、住宅ローンの支払いも出来ず、手詰まりになってしまったのです。
（※本来、住宅ローンを組んでいるにもかかわらず、サブリースで賃貸に出す行為自体がNGなのですが・・・。）
サブリースをしていた不動産業者は、オーナーに不動産を買わせるところからかかわっていたので、最初からオーナー（買主）も銀行も全て騙すつもりでやっていたのでしょう。
このような悪徳不動産業者ですから、誰からも信用を得られず、会社は資金難になり、本来オーナーに渡すべき賃料に手をつけてしまったのだと思われます。
私もこの不動産業者に会い、預かっている敷金を売主様に返してあげて欲しい、とお願いしましたが、
「会社に金がねぇんだから支払えるわけねぇだろ！そんなこともわかんねぇのか？」
と訳の分からない逆切れをされ、話にもなりませんでした。（その後、何度連絡しても電話に出ませんでした。）
敷金は、賃借人が退去する際は返金しなくてはいけない性格のものなので、今回の売買では、買主様にその返金義務を負って頂きました。
（買主様からしてみれば、預かっていない敷金を賃借人に返金しなくてはいけないので、その分購入価格が上がった、という感覚でしょう。）
このようなことが無いように金融リテラシーを身につけることも大切ですが、不動産を購入する際は、その担当者や会社が本当に信用できるのか、今一度冷静になる必要があると思います。
横柄な態度を取ったり、時間にルーズだったり、契約内容を事前に説明してくれない、という担当者は、絶対にやめた方がいいです。
少しでも不安に思われるようでしたら、セカンドオピニオンとして是非私にご相談ください。もちろん相談料など報酬は頂きません。
悪徳不動産業者のせいで誰かが不幸になってしまう、という事態が起こらなければ、それだけでうれしいですね。